2024年03月03日
「夢のイストワール展vol8」@O美術館と2月の独り言
3月1日から6日水曜日まで、JR大崎駅から直ぐのO美術館にて「夢のイストワール展part8」を開催中です。
先日、無事に搬入作業をしてきました。
総勢62人ほどの作家の作品が並びます。皆さんそれぞれ大きな作品の方もいれば小さな作品をたくさん飾る方もいて、立体もあるし、ガラスや写真など様々です。
本当に色々な作品が観れるので、お客様は楽しいかもしれません。
私は今回で5回目の参加なのに、知人が殆ど居ないという。。。笑。以前から友人の女の子の作家さんくらいなもので、参加者だった自分の知人が1人抜けまた1人抜け、とメンバーも変わってきています。
私は人が沢山居る場所があまり得意ではないので、搬入もささっと終えて、仕事場に戻りました。
でも、どの作品も完成度が凄くて、世界がしっかり持っていて、見応えあります。
モチーフや絵肌も勉強になりました。自分の作品が1番地味かもしれません。。。笑
私ももっと画材研究しながら新しい表現ができるよう、頑張らねばと思いました。
ところで、話は全然変わって。。。
もう、3月ですが、、2月の観劇の想い出。
2月は制作に追われている上にインフルエンザという猛威に親子でやられて、なんだか、色々と辛かったのですが、そんな隙間の1日に、新橋演舞場でやっているスーパー歌舞伎の「ヤマトタケル」を観劇しに行きました。
到着して正面入り口の看板を撮ろうと携帯向けたのですが、画面に光が凄い入ってきて真っ白に。
あ、猿翁さんが降りて観に来てる??!って、直感で。見守ってるのでしょうかね。
たまたま、なぜか、最前列の端っこ席のチケットが取れて、目の前がツケの黒子さんで妙な臨場感を味わいました。(ツケは舞台上手の端、役者の動きに合わせて板に木を打ち付けて出す効果音で、動作や足音、物音を強調する役目)
思わず黒子さん目線になったりして、いつもと違う感覚で面白かったです。
スーパー歌舞伎といえば澤瀉屋さん、と言えば。亀さん。。いや亀さんじゃなくて、猿之助だった訳ですが、私にとってはずっと亀ジロー、本当に何やってんだよぉぉ涙。。でもこの件は思う所多すぎるので、書ききれないのでやめます。
主役は團子さん。多分、團子さんは天才かなと思いました。こんな20歳の男の子がいるんだ、と。
手が、手先から風が出てるっていうか、オーラ?自分の語彙が乏しくて嫌になりますが、ヤマトタケルの気品が滲み出てるし、声も透明だし、なんでしょう。。。ちょっと危うさもあり、真っ白な純白を彷彿させられて、、、天才かなやっぱり。
ラストは涙ボロボロで感動と高揚で胸一杯。
色々な、沢山の人の想いみたいなのがいっぱい詰まっている舞台でした。観る人にとっても、演じる人々にとっても。
なんとか奇跡的に観れて本当に良かった。
kirinrin713kumiko at 17:37|Permalink│Comments(0)
2024年02月23日
2つの展示会
ここ数日、冷たい雨がずっと続いています。先々週は子供がインフルエンザになって結構大変でした。高熱と嘔吐で、当たり前なんですが、やっぱりインフルエンザ辛い。今はすっかり復活していますが、2月は子供は必ず体調くずしますね。
自分は3月に展示の予定が2つありまして、その準備も重なり、ずっと焦りでイライラしてました笑。
一つは今回で3回目となる、そごう千葉店の點燈夫ギャラリーにてベネチアガラス作家の森藤益一さんとの2人展です。
森藤さんもイタリアのベネチアに留学しガラスの勉強をしていて、自分とは時期がずれますが同じイタリア繋がりで企画してもらっています。
私はボローニャ石膏地に金箔をはって磨き、テンペラ絵具で彩色する作品を出します。
具象画がで風景や天使を描いています。
搬入は今月末なのにまだ準備中で。。。ちょっとピリピリしてます。
それともう一つのグループ展は、こちらも隔年開催の
「夢のイストワール展」
このグループ展は凄く広い場所で大人数でのグループ展です。具象画の作家さんが多いのですが、自分はずっと以前からここでは抽象画を出しています。
毎回、だいぶ肩の力を抜いて自分のチャレンジみたいな作品を出しています。自己満足全開です。
今回は小さな作品をいくつか飾ってみようかなと思います。
こちらの作品もまだ準備中。。。どうなることやら。
作品が中途半端だと、案内ハガキを郵送するまでに至らず。。。ハガキを送る作業をする余力は今回はあるのかな?!とりあえず作品制作します。最後まで悪あがき。
自分は3月に展示の予定が2つありまして、その準備も重なり、ずっと焦りでイライラしてました笑。
一つは今回で3回目となる、そごう千葉店の點燈夫ギャラリーにてベネチアガラス作家の森藤益一さんとの2人展です。
森藤さんもイタリアのベネチアに留学しガラスの勉強をしていて、自分とは時期がずれますが同じイタリア繋がりで企画してもらっています。
私はボローニャ石膏地に金箔をはって磨き、テンペラ絵具で彩色する作品を出します。
具象画がで風景や天使を描いています。
搬入は今月末なのにまだ準備中で。。。ちょっとピリピリしてます。
それともう一つのグループ展は、こちらも隔年開催の
「夢のイストワール展」
このグループ展は凄く広い場所で大人数でのグループ展です。具象画の作家さんが多いのですが、自分はずっと以前からここでは抽象画を出しています。
毎回、だいぶ肩の力を抜いて自分のチャレンジみたいな作品を出しています。自己満足全開です。
今回は小さな作品をいくつか飾ってみようかなと思います。
こちらの作品もまだ準備中。。。どうなることやら。
作品が中途半端だと、案内ハガキを郵送するまでに至らず。。。ハガキを送る作業をする余力は今回はあるのかな?!とりあえず作品制作します。最後まで悪あがき。
2024年02月01日
1月の独り言
1月は自分は1年の中で1番長く感じる不思議な月です。なので、少し心にも余裕がある?のか、毎年必ず新春浅草歌舞伎を観劇しに出かけます。今年も午前の部だけ観れました。華やかで若手のフレッシュさ力強さ、清々しい気持ちに。でもそれ以上の感想は無いかな笑。まあ、歌舞伎はそれで良いのです。色々と浄化してくれる。ありがたや。
先日、棚を整理していたら、すっかり忘れていた1月末迄期限付きの映画チケットがあって、うわ!無駄にしたら勿体ない!何か行かねば!と選んだ映画が「カラオケ行こ!」。なぜなら原作の漫画ファンなので、気になっていたのもあり。
主演は綾野剛さんで、特に好きでも嫌いでも無いし、とりあえずどんな仕上がりか見届けてやるぞ、という気持ちで行きました。
平日の真っ昼間なのに意外とお客さんも居て。私的には原作漫画の和山先生ファンも綾野剛ファンもきっと女性ばかりだろうと思っていたのですが。。。半分以上は男性客でした。なぜ???監督のファン?邦画ファン?まあ、それはそれとして、映画が始まって数分して、ああ、これは漫画とは別物として感じた方が良いなと。雨の中、ずぶ濡れのシャツから透けた背中の刺青と合唱部の異様に美しい歌声のシーンから始まるけど、素敵過ぎるというか、中学生の岡くん役の斎藤純君は美男子で綺麗だし、原作ののほほんとした世界とはちょっとズレる。狂児役の綾野剛さんも私のイメージとは違うんだけど、でも、完璧なのです、映画の狂児としての佇まいが。
セリフなんかはまるっきり漫画のままの所もあるけど、違うところもある。自分の好きなシーンが無かったのも、あれ?って残念だけど、、、狂児と岡くんの感情の動き、関係が原作に近く、ちゃんと描かれていて、一つの映画作品として何も文句無しです。それにしても、なんでカラオケって、人が歌ってるだけであんなに面白いんだろ。愛しいというのかな。
映画音楽も良くて、エンドロールで見たら自分の好きな世武裕子さんで納得。
ラストは原作を読んでるからすんなり分かるけど初めて見る人はどうだろ?意味分かるのかなぁと思いながら映画館を後にしました。
その帰り道にスマフォを見ると、飛び込んで来たのは漫画家の芦原妃名子さんの訃報。
その理由も凄くショックで、頭が真っ白になりました。もちろん漫画も好きで、ドラマも観ました。ドラマ化になる時に芦原先生がまだ完結していない漫画をドラマにするのはどうかなと思うけど、、、みたいなコメントを見て、そりゃそうだよね描き途中だもんね、と思っていたし、ドラマの脚本家のインスタ投稿も以前から見ていて、はぁ?ナニイッテンダ?って不愉快に感じていたので、、まさかこんな事になるなんて、と。当事者では無いので何がどうなのか、真実は分からないけれど、ずーっとまえから昨今のドラマも映画も漫画原作ばっかりで、正にひとのふんどしで相撲をとるような、脚本。カメラワーク。全く漫画家の才能に頼りすぎ!って思っていました。美味しい所だけ盗んでるようにも見えるし、本当にリスペクトしてるのか疑問です。
漫画も小説も読み手が100人いたら、受け止め方感じ方は100通りで、凄く繊細な世界。それを映像というメディアの特権で一つの形にする訳ですから、ただでさえ横暴な行為で。その特権で原作者を殺さないで欲しい。
芦原先生が孤独に追い詰められて死を選んでしまった事が本当に可哀想で悔しくて。
これからこんな悲惨な事が2度と起きて欲しくない。。。
これ以上書くととんでもなくどんどん文句になりそうなので、この辺にしておきます。
今は、芦原先生のご冥福を心よりお祈りいたします。