インディペンデント展無事に終わりました夏のグループ展のご案内@T-BOX八重洲

2022年07月10日

夏の独り言

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既に色々な方が意見を発信していますが、私個人的な思いが頭の中でぐるぐる回っていて、少し整理をする為に文字にしてみます。
先週の金曜日は昼前に家に帰宅して、なんとなくTVをつけると、とんでもない緊急速報が流れ、すぐにほとんどのチャンネルが元首相の襲撃事件のニュース番組となり、そこから刻一刻と入手される画像と、中継、情報にずーっとTVの前から離れられなくなりました。仕事も出来ず結局、夜までずーっと観ていたせいか、精神的に疲弊し、寝れなくなり、救急車の音が聞こえただけでビクッとなってしまいました。

小沢一郎氏の発言がすぐに問題視されて、とても責められてましたが、言いたい事は分かるけれど、タイミングというか、遺族の方もいて、自分自身が表の人だというのに、どれだけその言葉が影響があるのかというのも想像出来ないのかと呆れました。だいたいマスコミは前後の言葉はカットしてしまうのも分かってるはず。

でも、私も今回の出来事は今の日本をとても表していると思いました。沢山の要素が含まれていて、色々と考えてもキリがないくらいですが。
海外の先進国の方から見たら本当に奇妙な惨劇だと思います。
まずは、警護が手薄過ぎる。。。きっとアメリカ人からしたら、なぜ??ハテナマークだらけ。平和ボケしてると言われても仕方ないわけで。確かに奈良はのんびりしていて本当にホンワリした空気なので、分からなくもないけど。。。他にも色々な事情があるにせよ。後ろから犯人が普通に歩いてきちゃってて。

そして、犯人手製の銃って!!どんだけ器用なんだ日本人!という声が聞こえてきそう。イタリアの方に以前、日本人はなんでも作っちゃうよね、って皮肉なのか褒められてるのか?分からないけれど、(その時は確かビニールハウスとか養殖の話しをていて)
銃の試し打ちまでして、物凄い努力と労力!涙

その能力を正しい方向に使っていたら本当に良かったのに。
しかも、殺人の動機が、、、政治的な問題じゃない訳で。ここがまた日本っぽい。
宗教団体というキーワード。過去にも日本で起きる大事件には度々でてくる。
被害妄想と逆恨みのパワーは絶大なもので、京都アニメーションの事件もふと思い出しました。
誰にも相談できず、独りでチクチクと積もり積もった恨み嫉み。自分の犯す罪の重さより、もっと目先の、復讐の方が絶対的に重要になってしまう。

いつも変な事件の犯人は男の人ばかりよね、という意見を耳にしたけれど、その男の子を育て1番近くに居て影響を与えるのは母親で女性なのです。
そう思うとゾッとします。

今回TVを見ていて政治家も護衛にあたる人もお医者さまも、マスコミ陣もとにかく男性ばかり。
でも、撃たれてすぐに、心臓マッサージらしき事をしていたのは若い女性たちで、涙。
どんな時も天使が舞い降りる、天使様のような女の人たちが無我夢中で処置をしていて。。
きっと洋服も身体も血だらけになっただろう。無事に家に帰れたのだろうか。その後も精神的に大丈夫なのだろうか。

TVから渋谷の安倍首相の豪邸と犯人のワンルームらしきマンションが交互に写されて、なんとも言えない思いになりました。
今までだって、こういう歪んだ残酷な事件があっても、犯人が特別に変で、悪い環境で育ち、ずっと特殊なものとして目を背け、蓋をしていたのが日本の社会だったけれど、もしかしたら、この、勝ち組負け組という愚かな言葉が生まれるような変な国に恨んでいる人は沢山いるのかもしれない。
行動するかしないかだけの違いで。
生きづらい国ってなんて悲しいんだろう。

自分が政治のことを色々言うと墓穴を掘りそうなので何も言いませんが、アベノマスクやアベノミクスやら、ネーミングまで付けて、本当にご自分の功績や名前を世の中に残したい欲求が半端なく自己顕示欲?なんて簡単なものじゃない、もっと執念みたいなものを感じていました。でもこのような最期を迎えてしまい皮肉にも、毎日のようにTVで今までの功績が讃えられ奥様との仲睦まじい美談と共にお名前はずーっと日本の歴史に残るでしょう。本当にだれも忘れない政治家となりました。

安倍元総理が一発目の銃弾の後に振り向いていて、
最後に見た景色はどんなだったのだろう?
犯人の男を、あのグレーのポロシャツの、無機質な顔を見たのだろうか。

今はあまりに残酷な最期に言葉もありません。感謝と共に心からお悔やみ申し上げます。



kirinrin713kumiko at 20:21│Comments(0)無題 

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