2011年11月
2011年11月26日
花を
「何を描くかより、どう描くかが大事」と、昔、知人の現代美術家の方から言われました。その時は当たり前の事を言ってるなぁ位でしたが、最近、その言葉をよく思い出します。
モチーフとして、花を描く事を、しばらく止めていました。
去年から色々と考える事もあり、理由は沢山あって、言葉ではうまく言えないのですが。
先日、何故か急に思い立ち、百合をスケッチ。今まで何度も描いたはずなのに、新たな気付きと新鮮な驚き。花にすーっと、吸い込まれるような、一体になるような感覚。ひとつひとつの繊細な形態を追うだけで、いっぱいいっぱい。
まだまだな自分・何も分かって無かったんだなぁ‥と。止めるなんて100万年早い。
何を描いても良いのです。というより、最早、新しいものなんて無いのです。改めて 花を描く意味を考えながら。
モチーフとして、花を描く事を、しばらく止めていました。
去年から色々と考える事もあり、理由は沢山あって、言葉ではうまく言えないのですが。
先日、何故か急に思い立ち、百合をスケッチ。今まで何度も描いたはずなのに、新たな気付きと新鮮な驚き。花にすーっと、吸い込まれるような、一体になるような感覚。ひとつひとつの繊細な形態を追うだけで、いっぱいいっぱい。
まだまだな自分・何も分かって無かったんだなぁ‥と。止めるなんて100万年早い。
何を描いても良いのです。というより、最早、新しいものなんて無いのです。改めて 花を描く意味を考えながら。
2011年11月20日
浅ネタ~kabuki篇~
江戸時代の芝居小屋を現代に再現・平成中村座が、今月から七ヶ月間、隅田公園の一角で公演中。勘三郎さんの本格的な復帰と仁左衛門丈の気品と情感溢れる舞台。通という訳じゃないので多くは語れませんが‥。勘三郎さんの「お祭り」、「伊賀越道中双六」には鳥肌(涙)もの。なんていうか、広く深く温かい。仁左サマは全てが美しくって完璧。隙が無いです。歌舞伎の音、台詞、所作、衣装、舞台美術、全てが重なり響き合い、ぐわぁっと沸き上がる、輝かしい瞬間みたいなのが好き。その瞬間は舞台に神サマが降りて来たような。日本人の血が騒ぎます(笑)高揚。
でも‥一部の役者の道徳心の無い事件や騒動には、心底呆れます。特別意識が強いのか井の中の蛙なのか。芸の肥やしで許されちゃうのも、なんだかね…。前に書いたブログと矛盾しちゃうけど、やっぱり表現者として人間性も重要だと思うんです…。
でも‥一部の役者の道徳心の無い事件や騒動には、心底呆れます。特別意識が強いのか井の中の蛙なのか。芸の肥やしで許されちゃうのも、なんだかね…。前に書いたブログと矛盾しちゃうけど、やっぱり表現者として人間性も重要だと思うんです…。