2012年04月

2012年04月24日

はしる人

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ようやく春らしくなってきて、早く起きた朝はスケッチをしに行きたくなります。とりあえず近場から‥先週は上野公園へ。
賑やかな花見シーズンが過ぎ、若葉も出てきて、すっかりと葉桜の並木道には人もまばら。
今の私には、咲き誇る満開の桜は、あまりにも眩しくて、あまりにも綺麗過ぎて、直視出来ませんでした。
なので、いまの霞がかった黄緑と淡いピンク色が混ざり合った色合いのほうが、気持が落ち着きます。

もたもたとスケッチ擬きをしている私の横を、ダッシュでネコ達が走りぬけます。
もちろん、動物の野良猫も然り、、人間も。マラ?#92;ンの猫さん。
トレーナーらしき人達と一生懸命走る姿を見ると、詳しい事情は全く知りませんが、思わず(がんばれー)と呟いてしまいます。

kirinrin713kumiko at 23:56|Permalink無題 

2012年04月15日

つくる人

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ある晴れた日、友人の付き添で、額縁作家のSさん工房を訪ねる。「額装工房アトリエモンラトン」のSさんとは10年以上前からの知人だけど、訪問したのは初めて。深大寺に近く、自然に囲まれた、のどかで素敵なアトリエ。
ヨーロッパを思わせる趣きある作業場にて、友人の絵に様々な額縁を合わせたりしてみる。
額縁によって、作品の見栄えや印象が変わるので本当に興味深い。
物静かだけど職人気質のSさんが見立てると、不思議とピタッと合う。
それに額縁一つ一つが商品というより作品で、味わい深い。
私は額縁大好き!なので、見てるだけでワクワク楽しい。

むかーし、自分も絵に合わせてお手製額を2、3点作ったけど‥酷い代物だったなぁ。
やはり餅は餅屋だ・と諦めてしまった‥。


帰りには深大寺蕎麦を食べ、、これもとっても美味しかったー。やはり蕎麦も蕎麦屋だな・と。(蕎麦打ち趣味の伯父には悪いけど(^^))

kirinrin713kumiko at 21:39|Permalink無題 

2012年04月06日

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朝 起きると 妹がボロボロと泣いている。どうしたのと聞くと、夢に祖父が出てきたと言う。
夢の中で、祖父は食卓の、いつもの席で私たち皆と食事をしていて、生前、滅多に見た事の無いようなニコニコとした笑顔、本当に優しい笑顔で。
そして、何も言わず祖父は、ゆっくりと夢の中の妹に手を差し出し しっかりと握手をしたと言う。それは、本当に最後のお別れをしているかのように。
そして もしかしたら、私たちを、少しでも許してくれたのかな‥と。

だとしたら 少しだけ 救われる。
そんなの、都合の良い感じ方かもしれないけど。


「おじいちゃん」‥呼んでも もう返事はない。
ほんとうに、ごめんなさい。沢山ありがとう。

kirinrin713kumiko at 07:50|Permalink無題 

2012年04月04日

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黒い服は、桜がよく似合う。生暖かな強い風と、非日常の光景が頭の奥底にへばりつく。春の雨が、寂しい黒を濡らす。
なんとか、整理をしたくて、想いを言葉にしようとするけど、どんどん遠のいていく。
“ほんとう”が分からなくなる。
いろいろな気持ちが後から溢れて、胸につまる。

生きている間に‥どうして出来なかったんだろう。
出来なかった事が多すぎる。
空に向かって、泣いたって、騒いだって、もう戻らない。

一生消えない、後悔と懺悔。

kirinrin713kumiko at 20:58|Permalink無題