2017年08月

2017年08月10日

箱にテンペラ画

箱の作品の話で、制作したきっかけは?との質問を頂戴し、思い出した作品があります。
それはもう、10年前くらいなのですが、とある企画展で「骨壷展」というのがありました。
様々な作家さんが、自由に骨壷をデザインし制作すると言うもので、私も参加しました。

当時、飼っていた鳥が死んでしまったばかりで、頭に浮かんだのはその鳥の為の骨壷、
壺と言うよりイメージが小箱で、結果箱にテンペラ画で描いた作品になりました。
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絵に描いたのは、鶉のヒナですが、実際亡くなったのはインコでした。
でも鶉のひなも子供頃飼ってました。
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当時の企画展に合わせて、小冊子も制作されて、東京と新潟のギャラリーで展示会がありました。
懐かしいなあ。。。

この時に、箱の作品を作ってみて、なんとも言えない箱の魅力を感じました。
お菓子の小さな箱も捨てずにコレクションしてるので、私って箱が好きなんですね、
改めて気づきました😄



kirinrin713kumiko at 17:21|Permalinkテンペラ 

2017年08月01日

箱 ー登竜門ー

アクリル絵具で箱の作品は作ったことはあるのですが、金地テンペラ画で箱の作品を初めて作ってみました。木の箱にボローニャ石膏で下地を作って、レリーフを施して金箔をはり、テンペラ絵の具で絵を描くので、平面の作品と作り方は同じです。
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タイトルは「登竜門」、激流を登りきった鯉が竜に変わるという立身出世を意味する言葉です。
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わかりづらいのですが、小さな側面に激流をイメージした水模様のレリーフで、広い方の側面に竜の絵。もう片側には菖蒲のレリーフです。
菖蒲も邪気を払うと言われています。鯉と言えば、、、鯉のぼり、で菖蒲との繋がりもあるので。

初めての箱作品、ちょっと失敗もありますが、制作中は面白かったです。


そうそう、すっかり、ブログで報告しそびれていましたが、無事にグループ展も終了しました。
この箱も展示していました。
期間中は連日、猛暑でしたが、見に来て頂いた方には心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!

ところで、鯉では無いですが、金魚を飼い始めました。
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夏にありがちなパターン、お祭りの夜店での金魚です。
既に鱗とか傷だらけの金魚さんです。



kirinrin713kumiko at 16:04|PermalinkComments(0)テンペラ