テンペラ

2022年05月05日

蛤の香合

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自分の初期の作品から購入して頂いてるお客様が、先日、蛤で香合を作ってほしいというリクエストを頂きました。
その方は以前より着物の着付けや茶道を趣味として、ずーっと極めていらして、ご自宅でお茶席をする際のお道具としてのリクエストです。

私自身は茶道は本当に本当にちょっとしか知らずで。。。香合とは何か?というのを調べるところから始まりました。

大きめの綺麗な下処理した蛤を手に入れる事ができて、後は、純金箔をはり、着彩はテンペラ絵の具とアクリル絵の具、両方使って描きました。

最近、抽象画の制作が続いていたので、こういった小品の具象画は楽しみながら作りました。
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小さな絵をチマチマ描くのも好きなので、また機会をみて作ってみたいです。
ゴールデンウィークの前に無事にお客様に渡せました。
とても喜んで頂いて自分も嬉しい気持ちに。。。

でも色々と勉強する事は多い!!です。

kirinrin713kumiko at 18:59|PermalinkComments(2)

2021年10月28日

美術評論とともに観る美術展@奈良市美術館

先日の24日日曜日まで、前に案内葉書を掲載した奈良市美術館の展示に行ってきました。
土曜日のアトリエの仕事後にその足で東京駅へ行って、京都に着いたのは夜8時前。
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夜の京都駅前は初なので、このライトアップにワァと感動。
ホテルは京都駅近くの新しめの小さなホテル。
次の朝早くにぐるっとパス?みたいな近鉄のチケットで奈良市美術館のあるミナーラという施設に向かいました。
ミナーラの周りにも奈良時代の池の跡地や平城京跡公園とかがあって、歴史を感じる建物が広々とした公園にばーん!とあって、普通の生活の中に一体になっていて、凄いな、と思いました。
ちょっとローマを思いだしました。
京都はフィレンツェに似てるけど、奈良はローマかな。

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肝心の奈良市美術館の展示ももちろん、駆けつけて、無事に担当の人に会って写真も撮ってもらい、他の人の作品も見れました。

今回は評論家の方たちの一つ一つに言葉が寄せられていて、絵の見方が分からない〜という人には大変親切な展示でした。
言葉があるのと無いのでは全然違うと思います。
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ひとまず、今日はこのへんで。
弾丸奈良旅の話は続きます。

kirinrin713kumiko at 09:09|PermalinkComments(0)

2021年01月11日

2021年

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新年あけましておめでとうございます。
もう、だいぶ経ってしまいましたが、また、お正月ボケが抜けません。
年末はずっと大掃除して、新年は実家の近くのリッチモンドホテルに安かったので、泊まってみました。お正月でこんな金額で泊まれるのは多分今だけ。。。
そして、せっせと年賀状書きに明け暮れて、ようやく今日あたりから、絵も描ける時間が取れました。
干支の動物を描くのは前から好きで、毎年描いています。 
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今年はどんな一年になるのでしょうか。
明るく平和な一年になりますように。

kirinrin713kumiko at 20:48|PermalinkComments(0)

2020年06月01日

アートコレクターズ6月号

現在発売中の「アートコレクターズ」6月号に作品が掲載されております。
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特集は”アートを買って家に飾ろう”
巻頭ページに編集部の言葉が、「新型コロナウィルスの世界的流行が始まって、これまで私達編集部は美術館や画廊、百貨店の展覧会やアートフェアの中止など、アート界への影響を目の当たりにしてきました。この状況の中で、美術専門誌として出来る事はないだろうか。自粛の日々の中で、置き去りになってしまったアートこそ、いま必要なのではないだろうか。その思いから、今号は誌面でアート作品を買うことができる大誌上頒布を行います。中略
先行きの見えない今だからこそ、アートの力で元気になって、この時期を乗り越えましょう!」

掲載のお話が来たときは、毎年恒例の生徒さんグループ展や自分の個展などが延期になり、ただ呆然とTVのニュースに怯え、閉塞感と無力感に苛まれていた頃だったので、何か少し救われた気持ちになりました。

私の作品以外も色々と個性的で良い作品ばかり掲載しれております。
もしご興味がありましたら手に取って頂けたら幸いです。
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kirinrin713kumiko at 10:28|PermalinkComments(0)

2017年08月10日

箱にテンペラ画

箱の作品の話で、制作したきっかけは?との質問を頂戴し、思い出した作品があります。
それはもう、10年前くらいなのですが、とある企画展で「骨壷展」というのがありました。
様々な作家さんが、自由に骨壷をデザインし制作すると言うもので、私も参加しました。

当時、飼っていた鳥が死んでしまったばかりで、頭に浮かんだのはその鳥の為の骨壷、
壺と言うよりイメージが小箱で、結果箱にテンペラ画で描いた作品になりました。
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絵に描いたのは、鶉のヒナですが、実際亡くなったのはインコでした。
でも鶉のひなも子供頃飼ってました。
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当時の企画展に合わせて、小冊子も制作されて、東京と新潟のギャラリーで展示会がありました。
懐かしいなあ。。。

この時に、箱の作品を作ってみて、なんとも言えない箱の魅力を感じました。
お菓子の小さな箱も捨てずにコレクションしてるので、私って箱が好きなんですね、
改めて気づきました😄



kirinrin713kumiko at 17:21|Permalink