イタ話

2014年07月08日

萌葱の会絵画展の搬入日

今日は晴れました。

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搬入、搬入って同じような内容の記事が続いてしまって、f^_^;)。
なんだかややこしい&慌ただしい日々ですが、、。

今日はアトリエフィオーレ絵画教室の生徒さん有志による「萌葱の会絵画展」の搬入日です!

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生徒さん達の日ごろの成果を発表できる機会です。
参加は全員ではなく有志になりますが、子供から大人迄、年齢も画材やテーマも様々。

午後2時からギャラリーにて、生徒さんが持ってきてくださった作品を少しづつ並べ始めました。

場所はJR上野駅の公園口改札を出て、上野公園に入りすぐ右側のレストランのある建物です。

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マイペースに陳列作業をしていましたら、気付けば閉店時間になってしまいました。(疲れたー)
続きは明日の朝にしました。

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「第13回萌葱の会絵画展」
場所 /上野パークスギャラリー
期間/7月9日~13日
時間/午前10時から午後7時まで。
最終日は3時まで
お近くにお越しの際はお立ち寄り頂けちら幸いです。

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kirinrin713kumiko at 23:09|PermalinkComments(0)

2014年03月06日

搬入作業

今日は昼から四谷のCCAAへ。明日から開催される「千人仏プロジェクトwithアートストア四谷」展の作品搬入に行ってきました。

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廃校になった小学校を公共の施設として開放しているスペースです。
同じ敷地にはおもちゃ美術館という看板もあり、気になります。

ギャラリーというより、イベントスペースなのですが、地下にありまして、そこで展示の搬入作業。

50名以上の作家さんの作品を展示販売し、メイン会場には、東北の被災地の小学校中学校の子供たちや仮設住宅にお住まいの方々などが描いた写仏の木炭画を480枚ほど並べます。なかなか圧巻です。

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上手い下手を気にせずに、自分の仏さまを描いていて、
一つ一つがとても個性的。見ていて笑ってしまったり、上手いなぁと感心したり。でも、そして、少し救われるのは、白黒の絵なのに、どれも全然暗くなくて、なんだか温かいというか、微笑ましいのです。

改めて、絵を描く事、絵の持つ意味を考えさせてくれます。

展示は明日から始まります。
土曜日にはNHKのテレビ取材も入るそうです。

無事に最終日を迎えられるよう祈りつつ、良い展覧会になりそうな予感です。

kirinrin713kumiko at 21:19|Permalink

2013年06月07日

Firenze20

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そろそろ、放蕩娘の放浪?も終わりを告げる頃となりました。
勝手気ままなイタリア数日間、お付き合い頂き、読んで下さった方、ありがとうございます!


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帰国の準備をしていると、分かるのか、Ottoがジャマしにやってきました。
本当に頭の良いワンコさんでした。

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少しは何か掴めたのでしょうか?自問自答を繰り返し、全く不完全燃焼な気もします。

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スケッチは、もう少し時間が欲しいですね。きっと絵を描く人ならば皆そう感じますよね。いくら時間があっても足りない。満足する事が無いから、ずっと追い求めるのかもしれませんね。
まだまだで、遠い。
少し分かりそうになると、また結局、モヤモヤ霧の中。


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ボンヤリしているので、自転車の怪しいお兄さんにカバン取られそうになったり、後ろでなんと無く気配を感じて、見てみたらリュックのチャックが開けられてたり(財布は無事)とか、夜中に急に吐き気と腹痛に襲われたりとか、不安な時もありましたが、なんとか無事に帰国できそうです。

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嫌だなぁと思うような出来事も、その数分後にはまた、良い事が起きたり、上がったり下がったり。
それがイタリアなのかもしれません。

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いろいろと想うところはありますが、今はまだ上手くまとめられなくて、めちゃくちゃな文章でゴメンなさい。

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どんなに忘れないようにしていても、想い出や記憶は薄らぎ。ましてや生きている物は必ず生命が無くなる。でも「物」は無くならない。時を重ね、この世に残ることの凄さ、そこに存在することの尊さ。
改めてイタリアの芸術に触れ、作品がこの世に存在していくことの奇跡、意味の深さに驚きます。
そして、作品や古い街はいつも時代を飛び越え、訪れた人に語りかけます。

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そう考えると、少なからず、絵というモノを創る機会に偶々恵まれて、制作出来ることにとても感謝と責任を感じ、そしてちゃんと頑張らないと駄目だなぁと思います。


朝7時過ぎ発の飛行機は満員。

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荷物だけは一人前で、気持ちはまだフィレンツェに残ったまま。

とは言え、いつ迄も好き勝手は出来ません。また、明日から日本でがんばります。

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Arrivederci!!
いつの日か、、また。

kirinrin713kumiko at 06:44|PermalinkComments(0)

2013年06月06日

Firenze19

朝、目が覚めると外は曇り空。
今日は何処でスケッチしようかと、天候に悩みながらひとまず駅へ。
丁度、9時10分発のLuccaへ行く電車がある。チケットを買い、飛び乗る。

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Luccaにはやはり何回か行っているので、ガイドブックも無いけど、遠い記憶を頼りに彷徨うことに。
今回の旅は以前の留学時に余ったユーロを握りしめて来たので、予算は限られていて、、。
とりあえず、帰りの空港までのタクシー代だけ残しておけば、なんとかなるでしょう。
そんな訳でLuccaでも、入場料がかかる場所には行けませんでした。(^_^;)ランチもパス。
Lucca駅まで1時間半。

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旧市街を城壁が囲み、その周辺は緑道となっている。

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道なりにゆくと、
Cattedrale di S.Martinoの裏側にでます。

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町の守護聖人、マルティーノを祀る聖堂で、11~13世紀にかけてロマネスク様式で建てられました。創りが繊細!

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堂内は割りとあっさりしてますが広々としています。

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Luccaと言えばこのPiazzaを最初に思い出します。ナポレオン広場。
初めて来た時に、おとぎ話の中みたいで嬉しくなりました。

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Luccaはゆったりした時間が流れているように感じます。イタリアを代表する作曲家、プッチーニの生まれた町だからでしょうか?人も皆穏やかで上品、なんて気のせい?
道を横断したい時も車がすぐに止まってくれます。慌ただしいフィレンツェとは違いますね。
城壁内はそんなに広くないので、地図が無くても、だいたい迷う事なく周れました。本当に可愛い街です。

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ピサ、ルッカ様式と呼ばれるロマネスク様式のファザードを持つ、S.Michele in Foroも素晴らしいです。細かい浮き彫りや彫刻が素敵です。

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少し歩いていくと、S.Frediano教会があります。12世紀に建てられ、上部をモザイクで飾り、光に照らされて、とても印象的です。内部には、素晴らしい浮き彫りの聖水泉があります。

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ローマ時代の円形闘技場跡を取り込んで造られたメルカート広場もいつも賑やかで、楽しげです。

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以前は、イタリアだったらLuccaかRavennaに住みたいなぁ~なんて思いました。Firenzeは、、、好きだけど住むのは、ちょっと私には厳しいかな。まあ、何処もイタリアに住むのは大変だと思います。なんでもそうですが、外から見るのと、実際とでは何かと違いますよね。

kirinrin713kumiko at 17:50|PermalinkComments(0)

2013年06月05日

Firenze18

Firenzeらしい写真と記事が全然無いことに気付きました、すみません(´・_・`)

また言い訳みたいですが、、二年半前の留学日記にフィレンツェやイタリアの訪れた街のことや美術館のこと、色々書いてありまして、今回は重複もしちゃいそうなので、ちょっとだけのご紹介にします。

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MercatoNuovoにあるブロンズの猪。鼻を触ると、、なんだったかな?また来れるのだったかな?すみません、忘れました。

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Palazzo Vecchio前ははいつも沢山の人。

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Signoria広場のネプチューンの噴水。
結婚式もやっていました。

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ウフィツィ美術館の横を抜け、

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Giotto氏やDonatello氏に挨拶をし、

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アルノ川へ。有名なPonteVecchio、この川沿いに留学時に短期間、住んでいました。テラスからの眺めは最高でしたが、ザンネンながら私の部屋は道路側でした。

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橋の上には貴金属店が並びます。

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橋を渡って少し行くと、私の好きな教会。S.Felicita教会。

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ここには、盛期ルネサンス後の16世紀~17世紀のマニエリスムの代表的作家、Pontormo(1494~1556年)の油彩とフレスコ画があるのです。

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柵越しで撮ったので画面が曲がっていて、すみませんf^_^;)
画面の色彩が鮮やかで、人物の表情がとてもメランコリック。

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Pontormoのフレスコ画はSs.Annuziataの柱廊玄関にもあります。この教会はフィレンツェの町の人が礼拝に来る教会なので、日曜のミサはとても厳粛です。

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教会内部も素晴らしいです。

Pontormo繋がりでもう一ヶ所、どうしてもスケッチしたい場所があり、再訪しました。37番のバスで20分位?のCerutosa del Galluzzo(修道院)。

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ここには、Pontormoのフレスコ画が残っていますが、まるで抽象画のような画面でした。
Pontormoは少し変わった人格の持主だったようです。人嫌いで有名で、フィレンツェでペストが流行った時にこの修道院に逃げ籠っていたそうです。
「ポントルモの日記」という本も出版されていますが、内容が可笑しいのです。食べた物や自分の健康のことや仕事の段取りのことがほそぼそと書いてあって、なんの事件も花も無い日記なのですが、それが返って親近感です。
優美で劇的な作品が、淡々と仕事をしたなかで生まれ、後世に残る傑作となったのだなあと、感じます。

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kirinrin713kumiko at 15:19|PermalinkComments(0)