2013年11月
2013年11月26日
2013年11月19日
鳥の絵
自分で描いたのに、どうしても思い出せない絵がある。
一羽の小鳥の絵なのだけど、それがどんな色でどんな姿だったか、ぼんやりとしか思い出せない。
その絵が今は何処にあって、どうなったかも、わからない。
数年前の出来事。
私よりいくつか年上のSさんは、物静かだけど、絵が好きな、綺麗なひとだった。
時々しか話しはしなかったけど、なんとなく気になる女性。
ある日、彼女が病気で療養しているという噂を聞いた。
どうやらとても重い病らしいよ、と。
その話を聞いてから、彼女が1人で部屋で寝ている姿が目に浮かび、私は何かお見舞いのプレゼントをしようと思って、自分の出来ることは絵くらいかなぁと、小さい絵を描き始めた。
いつもならば描くのが遅い自分が、その絵はあっと言う間に描きあがり、家にあった額に入れ、彼女の旦那さんに渡した。
後日、「喜んでたって、ありがとうだって」と彼女の旦那さんから言付けを頼まれたという共通の知人が、私にさらりと言った。
なんの期待も見返りも、勿論求めてはいなかったけど、
その時、ちょっとだけ、私は拍子抜けをした。とても喜んで貰えるかなと、勝手に思い込んでいたから。
そして、その一ヶ月後、
彼女は、空に行ってしまった。
私の描いた小さい鳥の絵を、彼女はどう感じたのだろうと、今でも時々思い出す。
喜ぶといのは、私の身勝手な思い込みだったかもしれないと、もし、自分が彼女の立場だったらと考えた。
死が近づいている苦しいときに、自分より若く健康な女性から、何か慰められても、辛いだけだったのかもしれない。
無邪気なお節介は、時として人を傷つけることを、私はまだ知らなかった。
もう、何年も前の話し。だけど、彼女の顔ははっきり思い出せる。
でも、自分の描いた鳥の絵は、ぼんやり、遠い記憶。
一羽の小鳥の絵なのだけど、それがどんな色でどんな姿だったか、ぼんやりとしか思い出せない。
その絵が今は何処にあって、どうなったかも、わからない。
数年前の出来事。
私よりいくつか年上のSさんは、物静かだけど、絵が好きな、綺麗なひとだった。
時々しか話しはしなかったけど、なんとなく気になる女性。
ある日、彼女が病気で療養しているという噂を聞いた。
どうやらとても重い病らしいよ、と。
その話を聞いてから、彼女が1人で部屋で寝ている姿が目に浮かび、私は何かお見舞いのプレゼントをしようと思って、自分の出来ることは絵くらいかなぁと、小さい絵を描き始めた。
いつもならば描くのが遅い自分が、その絵はあっと言う間に描きあがり、家にあった額に入れ、彼女の旦那さんに渡した。
後日、「喜んでたって、ありがとうだって」と彼女の旦那さんから言付けを頼まれたという共通の知人が、私にさらりと言った。
なんの期待も見返りも、勿論求めてはいなかったけど、
その時、ちょっとだけ、私は拍子抜けをした。とても喜んで貰えるかなと、勝手に思い込んでいたから。
そして、その一ヶ月後、
彼女は、空に行ってしまった。
私の描いた小さい鳥の絵を、彼女はどう感じたのだろうと、今でも時々思い出す。
喜ぶといのは、私の身勝手な思い込みだったかもしれないと、もし、自分が彼女の立場だったらと考えた。
死が近づいている苦しいときに、自分より若く健康な女性から、何か慰められても、辛いだけだったのかもしれない。
無邪気なお節介は、時として人を傷つけることを、私はまだ知らなかった。
もう、何年も前の話し。だけど、彼女の顔ははっきり思い出せる。
でも、自分の描いた鳥の絵は、ぼんやり、遠い記憶。
2013年11月12日
DMハガキ
12月に予定している三人展の案内ハガキの印刷が刷り上がり、先日ドバッと届きました。
自分の絵が他人からどう見られるかは、自分では予想不可能、自分が思っている事と違う感想なのは、よくある話し。
今回、DMハガキを作成する際、いつもならば、画廊の担当の方に、「これが案内ハガキ用の写真です」と、自分なりに思う絵の写真を送付して、お願いをするのですが。
今回、私の勘違いというか、言葉の行き違いで、四点の作品写真を送付していました。
その中の一点は、ちょっと大きめの花の作品で、自分のなかでは案内ハガキに適してるかなぁと思っていました、、。
が、数日後、早々と校正のデータが届いてしまい、ビックリ!
自分が思ってもいなかった作品の写真が使われています。
ボヤボヤしていて、直ぐに担当の方にこの絵の写真でお願いしますと、指示しなかった自分が悪いのですが、ちょっと動揺してしまいました。
「そっかぁ、これかぁ…」なんて独り言。
校正の段階なので、これじゃ無くて、あっちの作品の写真に変えて下さい~と一言言えば変えられたのでしょう。
でも、私は一晩殆んど寝ずに(アホだ)悩み、結局そのままにしました。
もしかしたら、担当の方も、なんとな~くで選んでたのかもしれないけど、そのなんとなくが大事なのかも、と。
自分の目だといろいろな想いが入って作品を客観視出来ないので、こういう他人の目が大事なのかも、と、思い。
ここは我を通さず、流されてみました。
ハガキの出来上がりを見て、不思議と今回の自分のテーマにとても沿っている気がして、これで良かったと思えました。
それにしても、ハガキは出来上がっても、肝心の作品がまだ未完成が沢山あって、かなーーーり、焦ります!!(>_<)
いつものことですが、、、。
なにかとパニック状態の日々です。
自分の絵が他人からどう見られるかは、自分では予想不可能、自分が思っている事と違う感想なのは、よくある話し。
今回、DMハガキを作成する際、いつもならば、画廊の担当の方に、「これが案内ハガキ用の写真です」と、自分なりに思う絵の写真を送付して、お願いをするのですが。
今回、私の勘違いというか、言葉の行き違いで、四点の作品写真を送付していました。
その中の一点は、ちょっと大きめの花の作品で、自分のなかでは案内ハガキに適してるかなぁと思っていました、、。
が、数日後、早々と校正のデータが届いてしまい、ビックリ!
自分が思ってもいなかった作品の写真が使われています。
ボヤボヤしていて、直ぐに担当の方にこの絵の写真でお願いしますと、指示しなかった自分が悪いのですが、ちょっと動揺してしまいました。
「そっかぁ、これかぁ…」なんて独り言。
校正の段階なので、これじゃ無くて、あっちの作品の写真に変えて下さい~と一言言えば変えられたのでしょう。
でも、私は一晩殆んど寝ずに(アホだ)悩み、結局そのままにしました。
もしかしたら、担当の方も、なんとな~くで選んでたのかもしれないけど、そのなんとなくが大事なのかも、と。
自分の目だといろいろな想いが入って作品を客観視出来ないので、こういう他人の目が大事なのかも、と、思い。
ここは我を通さず、流されてみました。
ハガキの出来上がりを見て、不思議と今回の自分のテーマにとても沿っている気がして、これで良かったと思えました。
それにしても、ハガキは出来上がっても、肝心の作品がまだ未完成が沢山あって、かなーーーり、焦ります!!(>_<)
いつものことですが、、、。
なにかとパニック状態の日々です。